尿はご自宅で採取したものをお持ちいただくのはもちろん、院内でも各種方法で採取することができます。(レガーロでは主に穿刺採尿を行います)
一般的にはまず五感による検査(色、臭いなど)を行います。次に尿検査試験紙で血液反応やpH、糖尿のチェックを行います。そして遠心分離器にかけて、下に沈んだ成分を顕微鏡で確認し、異常な細胞や結晶がないかをみます。また尿の濃さ(比重)をみることで、腎臓機能の低下を血液検査よりも早期に検出できることがあります。
尿は腎臓や膀胱など泌尿器の病気はもちろん、他の臓器の病気の見つけるのにも大変有用な検査です。でもしつこいようですが、やはり単独ですべてがわかる万能な検査ではないのですね。
なおより詳しい内容を知りたい方は、少し難しいかもしれませんがこちらもご覧になってみてください。(か)

尿試験紙と犬猫専用の尿比重計です